2023/02/25 コラム

著者:Africatime編集部

冬場の末端の冷えで困っていませんか?

冬場の末端の冷えで困っていませんか?

冬場の末端の冷えで困っていませんか?

女性の2人に1人は冷え性で悩んでいるといわれていますが、最近では男性の冷え性も目立っているようです。特に冬場は、末端の冷えが原因でアカギレやしもやけを引き起こすことも。今回は「冬場は末端が特に冷える」というタイプの方に向けて、その原因や改善方法をお届けしたいと思います。

 

 

 

冬場はなぜ末端が冷えるの?

冬場は特に身体の末端が冷えやすい、手足が氷のように冷たい、このような経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、冬場は特に外気温等の影響により、男性も女性も身体が冷えやすい環境にあります。外出時には寒さの影響で、身体にギュッと力が入り過ぎてしまい、血行不良が起こりやすくなります。すると身体の末端まで血液が行き渡らなくなり、その結果、手足が極端に冷たくなってしまうことも。

 

加えて寒い冬は誰でも外に出たいと思わなくなりますから、必然的に運動量が減少します。温かい季節に比べ、日常生活動作(ALD)が減少し、運動不足による筋肉量の低下が血行不良を引き起こし、更なる冬場の末端冷えにつながってしまうことも要因のひとつと言えるでしょう。

 

こうして身体が冷えを感じると、今度は身体の中心にある内臓が、冷えから臓器を守るために身体の中心に血液を溜め込み始めます。こうなると、さらに末端へ血液が行き渡らない悪循環が生まれるのです。これが「冬場の末端冷え」の正体なのです。

 

 

 

なぜ末端の冷えが起こるのか?

末端の冷えの多くは、血流が悪いことが原因といわれています。

血流が悪くなる最大の要因のひとつに自律神経の乱れがあります。自律神経は過度のストレスによって、交感神経が優位な状態が続き身体が過緊張状態になることで起こります。

 

加えて、寝る直前までスマホやタブレットを見るなど、交感神経が優位に立ってしまう悪循環も末端冷えの要因のひとつと言えるでしょう。

 

自律神経が乱れると、適温を保とうとする身体の機能もうまく働きません。その結果、熱かったり冷や汗をかいたりと、体温の調整機能に障害が生じ「末端の冷え」につながるという悪循環が起こってしまうのです。

 

 

 

冷えの自覚はありますか?

「末端冷え」の人の多くは身体の中心部分は温かいので「自分の身体が冷えている=冷え性」の自覚がない場合が多いようです。自覚症状がないと、冬場でも靴下を履かなかったり、防寒対策をしなかったりして、更なる冷えを招く要因に。

 

 

 

冬場を乗り切る対処法

一般的に首、手首、足首の「3つの首」を温めると血流が良くなるといわれています。血行不良が原因で末端に冷えを感じているかたは、冬場は特に、胸元のあいた洋服やミニスカートを極力避け、3つの首が温まる服装で外出されることをおすすめします。

 

一方で、ストレスによる自律神経の乱れから、末端冷えを感じている方は、可能な限り規則正しい生活を送り、副交感神経が優位になる生活を心がけましょう。

 

 

 

普段から気をつけること

冬場の手足の冷えを改善するためには、以下の内容を特にチェックしてみましょう。

 

・栄養価に気を配り、1日最低でも果物や野菜を5種類とることを心掛ける

・ストレスを過度にためず、適度に発散する

・規則正しい生活を送り、体内時計を活性化させる

・足湯、半身浴などでも構わないので、湯船につかる

・筋トレなど、計測可能な軽い運動を習慣化する

 

実は筆者も末端の冷えに悩んでいたのですが、今年の冬は毎日のラジオ体操と簡単な筋トレをスタートさせたところ、特に足の冷えに大きな改善がみられたので現在も継続中です。

 

ラジオ体操は毎日起床後におこないます。時間に余裕がある時にはYouTubeで見つけた15分程度のヨガをおこないます。

 

筋トレは毎朝晩に、下半身のトレーニングと腹筋のトレーニングを各30回ずつ行っています。慣れてきたら、隙間時間(歯を磨きながらスクワット、電車を待っている間にかかとの上げ下げ、など)にも筋トレをおこないます。

 

合計で20分程度の軽い運動ですが、毎日行うことで、筋肉がついたのか、氷のように冷たかった足の冷えが大幅に改善しました。

 

毎日少しで良いので、できることを少しずつ継続してみてくださいね。