著者:Africatime編集部

医師の転職で知っておきたい履歴書の書き方 10のポイント

履歴書

医師の転職で知っておきたい履歴書の書き方 10のポイント

 

医師の転職において、履歴書は自身のスキルや技術を示すだけでなく、自身の人柄を伝える重要な書類です。ミスや漏れのない完成度の高い履歴書を作成することは、丁寧かつ真摯に物事に取り組める人材であると伝えることにつながります。

 

今回は、医師が完成度の高い履歴書を書くための10のポイントについてお伝えします。

 

 

 

医師が履歴書を書くときの10のポイント

履歴書にはさまざまな欄があり、それぞれ書き方にポイントがあります。ここでは、履歴書の書くうえで大切な10のポイントをお伝えします。

 

【ポイント1】写真

履歴書に使用する写真は、3か月以内に撮影した履歴書用の写真を使いましょう。カジュアルな写真やカラーコピーのものは使用不可です。

 

また、写真は応募時の印象を決める重要なポイントのため、カジュアルな服装ではなく、ジャケットを着用するといった清潔感のある服装を心がけるようにしましょう。

 

【ポイント2】連絡先

住所は都道府県から記載し、建物や部屋番号は省略せず、算用数字を使って記入します。電話番号は、携帯電話のみでも問題ありませんが、日中に連絡が取りやすい番号を記載しておくことが大切です。

 

メールアドレスはGmailやYahoo!メールといったフリーメールでかまいません。現職のメールアドレスを記載するのは避けましょう。携帯電話のキャリアメールを使用する場合には、迷惑メールと判断されないよう設定を確認しておくことが大切です。

 

【ポイント3】学歴

学歴は高等学校卒業から書き始め、「高校」と略称せず高等学校と記載します。私立や公立といった区分や、学校名の変更があった場合には旧名の後ろに括弧を使って新名称を書きます。

 

卒業、入学の年月日については西暦和暦のどちらを使用してもかまいませんが、平成を「H」と省略して記載するなどは避けましょう。

 

【ポイント4】職歴

職歴の欄には、年代順に職歴を記載し、所属部署や部署移動だけでなく、雇用形態や昇格についても記入します。無職の時期があっても記載する必要はありませんが、海外留学など前向きな理由があれば記載しておきましょう。

 

【ポイント5】資格

資格の欄には、運転免許証を取得していれば最初に記載し、次に医師免許証、認定医、専門医、指導医の順に記入します。医師免許証については、第何回の医師国家試験に合格したのかと、医師番号を併記すると転職先の作業がスムーズになります。

 

【ポイント6】業績

医師の履歴書で業績の欄に記載する内容は、学会発表や論文についてです。学会名や発表内容、論文タイトルなどを記載しましょう。

 

【ポイント7】志望動機

志望動機の欄には、なぜ転職先を選んで応募したのかを簡潔にまとめて記載しましょう。自身の資格や経験、実績などに加え、転職先の強みなど踏まえた具体的な内容にすると、転職先に熱意が伝わりやすくなります。

 

【ポイント8】趣味

趣味については、書類選考で大きな影響はありませんが、面接時に役立つ可能性があります。面接官と共通の趣味があると、話が盛り上がりやすいため、話のネタとなるような趣味を記載しておくと良いでしょう。

 

【ポイント9】最終確認

履歴書を作成したら、書き間違いや記入漏れがないか、次のポイントに注意してしっかりと確認しましょう。

 

誤字や脱字がないか。

空欄がないか。

写真の裏側に名前を記載して添付しているか。

・学校名や勤務先名、資格などに略称を使っていないか

入学や卒業、入職や退職、資格を取得した年に間違いはないか。

・応募先の強みや求める人材を踏まえた志望動機を書けているか。

・志望動機は「ですます調」で記載されているか。

 

履歴書の書き方に不安がある場合は、転職エージェントに添削してもらうのも一案です。また、転職先の選定やリサーチについてもサポートを受けられるので、履歴書の作成だけでなく、転職活動自体に不安がある場合には、転職エージェントの活用がおすすめです。

 

【ポイント10】履歴書の提出

転職で履歴書を提出するタイミングは、面接時である場合が多いでしょう。しかし、転職先によっては、面接時に持参するのではなく、事前に送付するよう指示されることもあります。履歴書を送付する際のポイントには、次のようなものがあります。

 

送付状を添える。

・履歴書に折り目の付かない封筒を使用する。

・履歴書のコピーをとる

・封筒に記載した宛先や担当部署、担当者の名前に間違いがないか確認する。

郵便切手の金額が正しいかを確認する。

 

送付状とは、履歴書を郵送する際に同封する書類のことです。採用担当者への挨拶や同封している書類について記載し、応募書類の一番上に重ねてクリアファイルにはさんでから同封します。

 

封筒は、履歴書に折り目が付かないサイズのもので、定形外の白い封筒を使用しましょう。部署に送る場合は「御中」、採用担当者に送る場合は「様」を使用し、封筒の表左下に「応募書類在中」と記入します。裏面には自身の住所と氏名を書きましょう。

 

 

 

ポイントを押さえて履歴書を書こう

履歴書は、転職先にアプローチをする最初の機会です。履歴書の完成度が高ければ、「しっかりした人」「丁寧で真摯に対応する人」といった印象を持たれるでしょう。

 

誤字脱字、漏れが多く丁寧に作成されていない履歴書であれば「丁寧に仕事をしないミスが多い人」と思われてしまうかもしれません。履歴書を書く際は、今回紹介したポイントを押さえて作成するようにしましょう。