著者:Africatime編集部

医師が転職したいと思う理由は?医師の転職理由10選を紹介

転職理由10選

医師が転職したいと思う理由は?医師の転職理由10選を紹介

 

医師が転職を考える理由は、さまざまなものがあります。今回は医師の転職理由を紹介するとともに、医師免許が活用できる医師以外の転職先をお伝えします。

 

 

 

医師の転職理由10選

まずは、医師の転職でよくあがられる理由について見ていきましょう。

 

1.家庭の事情

子供が産まれてから、子供の教育環境を考えるといった家庭の事情で転職をするケースがあります。子供が産まれて産休・育休を取得しているパパやママは、復帰後も安心して子育てを続けられるか心配になるものです。

 

急な発熱で保育園や幼稚園から呼び出しがあったり、感染症の流行で学級閉鎖が起こったりと、子育てには予期せぬ事態がつきもの。そういったイレギュラーに対応できる職場であれば安心して復帰できますが、そうでない場合は転職して環境を整えることを考える傾向にあります。

 

2.大学病院・医局以外で働く

お世話になっていた医局の教授が退任するために、大学病院や医局を離れて働くことを選択する医師もいます。また、大学病院や医局の人間関係、繰り返される突然の人事異動などに疲れてしまう場合にも、大学病院や医局以外で働きたいという思いが強くなります。

 

3.過剰な業務量

教授や上司などの論文の手伝いや、緊急手術やオンコール、当直の頻度が高いなど、業務量が多いことを理由に転職を考えることがあります。また、他の医師が退職することによって業務の負担が増えてしまい、休日や有給を取得できないといったこともあるでしょう。

 

自身の体力や気力がすり減るほど、過剰な業務量をこなさなければならない環境であると、自身に合った業務量の職場へ、転職を考えてしまう医師もいます。

 

4.職場環境

上司とうまくいかず、他の医師との不平等を感じることもあるでしょう。あるいは、患者さんとのトラブルが多い病院や理事長のワンマン経営が目立つ場合など、職場環境が悪い場合、転職を考える傾向にあります。

 

5.待遇に不満

仕事量に見合う待遇や給料が得られないと、現職に不満を抱きやすいです。また、子供が産まれるなど生活環境が変わることで、より待遇のよい職場へ転職を考えることもあるでしょう。

 

6.スキルアップ

専門医の取得や多くの症例を経験したいといった目標があると、現在の職場に不満を持つことがあります。特に、専門医の資格は取得したら終わりというものではなく、継続して経験を積むことで資格を更新することができます。

 

そのため、資格取得や資格更新が難しい場合は、スキルアップや専門性を求めて転職を考えることがあるでしょう。

 

7.やりがい

専門性を磨きたいのに管理業務に追われている、医師不足の地域で貢献したいなど、自身の目標ややりたいことなどはそれぞれ異なります。現在の業務内容にやりがいを感じなかったり、やりたいことが明確だったりする場合、転職することで自身が理想とする医師像を目指すことがあります。

 

8.プライベートの確保

勤務時間や通勤時間が長いと、プライベートの時間を確保するのが難しくなります。一日中仕事をして家では寝るだけという生活に疲れてしまうこともあるでしょう。

 

また、緊急手術やオンコールなど急な呼び出しが多いと、プライベートを充実させることが難しくなります。プライベートの時間を確保するために転職を考えることもあるでしょう。

 

9.移住したい

医師の中には、いずれは故郷に戻って地域医療に貢献したいと考える人もいます。また、地域によって患者さんの層が異なるため、さまざまな場所で働きたいという医師もいることでしょう。

 

こういった理由で、転居を伴う転職を選ぶ医師もいます。

 

10.転科

転科を目的に転職をする医師もいます。外科から救急科への転科や、形成外科から皮膚科へ転科と、専門性を高める中で別の診療科に興味を持つことは少なくありません。

 

転科をするために、症例数の多い職場などに転職することもあるでしょう。

 

その他の転職理由

定年後の再就職を目的に、転職活動をするケースもあります。また留学後に帰国して新しく働く職場を探したり、現在働いている病院の閉院が決まったため転職しなければならなくなったりと、医師の転職理由にはさまざまなものがあります。

 

 

 

医師の転職先は意外と幅広い

医師の転職先は意外と幅広く、臨床医以外の職種に転職する医師がいることをご存じでしょうか。ここでは臨床医以外の転職先について見ていきましょう。

・健診医

・開発職

・研究職

・介護施設の医師

・公衆衛生医師

・企業の産業医

・保険会社の社医

・製薬企業のメディカルドクター

他にもさまざまな職種があります。ただし、臨床医と比較すると給料が下がる傾向にあるため、転職を考える場合はしっかりと待遇や年収などを確認しましょう。

 

 

 

医師が転職を考えたら

医師が転職を考えたら、まずはどんな理由で転職したいのかを明確にしましょう。理由を明確にすることで転職の目的がはっきりとします。転職を検討するのであれば、まずは理由をしっかりと考えてから、転職活動を始めるようにしましょう。