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哺乳瓶に使う乳首の選び方とは?素材や穴の形、サイズについて解説

哺乳瓶に使う乳首の選び方とは?素材や穴の形、サイズについて解説
哺乳瓶でミルクを飲むのを嫌がる赤ちゃんがいます。飲みなれないために嫌がっている可能性もありますが、もしかしたら乳首が赤ちゃんに合っていないかもしれません。
赤ちゃんに使用する乳首は「ニップル」「フード」「キャップ」とも呼ばれており、素材や穴の形はさまざまです。また、乳首にはサイズがあるため、赤ちゃんに合わせたものを選ぶとミルクがのみやすくなります。
今回は、赤ちゃんが使う哺乳瓶の乳首を解説するとともに、月齢や赤ちゃんの好みなどに合わせた素材や穴の形、サイズの選び方などをお伝えします。
哺乳瓶の乳首とは?
乳首とは、赤ちゃんがミルクを飲みやすいように哺乳瓶に装着するもの。さまざまな種類があり、素材やサイズが異なります。乳首は赤ちゃんが直接咥える部分です。そのため、赤ちゃんに合った乳首を選べていないと、嫌がってミルクを飲んでくれないかもしれません。
また、母乳育児とミルクを混合する場合、乳首の選び方によっては乳頭混乱が起こる可能性があります。乳頭混乱とは、哺乳瓶の乳首を好んでしまい、母乳を飲まなくなってしまうこと。
母乳育児をしながらミルクを飲ませる場合は、赤ちゃんが使う乳首を慎重に選ぶ必要があります。哺乳瓶に装着する乳首は、素材と穴の形に注目して選ぶのがポイントです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
乳首の穴の形
乳首の穴の形は、以下の3種類です。
・丸穴
・スリーカット(Y字型)
・クロスカット(X字型)
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
丸穴の乳首
丸穴タイプは新生児用とされており、吸引力が弱かったり、哺乳瓶からミルクを飲むコツが掴めてなかったりする赤ちゃんに向いているといわれています。丸穴タイプの特徴は、哺乳瓶を傾けるだけでミルクが出てくる点。哺乳瓶になれていない赤ちゃんにぴったりの乳首です。
サイズはSS(新生児)、S(月齢1か月)、M(月齢3か月)、Lサイズ(月齢6か月)があります。上記はあくまでも目安となるため、赤ちゃんの様子を見ながらサイズを変更しましょう。
スリーカット(Y字型)の乳首
スリーカットとは、乳首を咥える部分がY字に切り込まれたものです。スリーカットの乳首は、乳首を使ってミルクを飲むのに慣れている赤ちゃんが使用します。
月齢が3か月以降の赤ちゃんに使用することが多いですが、吸引力がある赤ちゃんであれば、3か月を待たずに使用できるでしょう。スリーカットの乳首に変更する場合は、丸穴の乳首を使った時の授乳時間が10分以内となるかを確認します。
クロスカット(X字型)の乳首
X字型に切り込みが入ったものをクロスカットと呼びます。スリーカットに比べてミルクが出てくる量が増えるのが特徴です。使用の目安は月齢6か月からとなっています。
スリーカットの乳首を使用した時に、ミルクを飲む時間が20分以上かかる場合は、月齢が6か月以下でもクロスカットの使用を検討しましょう。
乳首の素材
乳首に使われる主な素材は以下の3種類です。
・天然ゴム製
・イソプレンゴム製
・シリコン製
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
天然ゴム製の乳首
天然ゴム製の乳首は、3種類の中で最も柔らかくおっぱいに似た感覚を得られるといわれています。そのため、前述した乳頭混乱が起こりにくい素材であることから、混合育児に向いている乳首といえるでしょう。
天然のゴムなので、熱に弱いのが特徴です。消毒を行う時は注意しましょう。また、ゴムのにおいがすることから、赤ちゃんによっては嫌がってミルクを飲まない可能性があることは、念頭に置いておきましょう。
イソプレンゴム製の乳首
イソプレンゴム製の乳首は合成ゴムで作られているため、柔らかく弾力があるのが特徴です。シリコンゴムより柔らかいため、赤ちゃんが咥えやすい素材でしょう。
また、イソプレンゴム製の乳首は熱に弱く、高温での消毒ができないこともあります。消毒をする場合は説明書をしっかりと確認しましょう。混合育児をする人や柔らかい乳首が好きな赤ちゃんにおすすめの素材です。
シリコン製の乳首
シリコン製の乳首は、熱に強く耐久性が高いのが特徴です。加熱や消毒液が使えるだけでなく、レンジ消毒もできるので、忙しい育児の合間にお手入れできる点はメリットでしょう。
ゴムのにおいがないため、赤ちゃんが乳首のにおいを嫌がってミルクを飲まないといったことは起こりにくいかもしれません。ただし、ゴム製の乳首に比べて硬い素材のため、ミルクが飲みづらく感じて嫌がる可能性があります。
哺乳瓶の乳首は赤ちゃんの月齢や飲む量、使いやすさで選ぼう
哺乳瓶の乳首にはさまざまな種類があります。ミルクを飲むのに時間がかかっているようであれば、強く吸わなくても飲めそうな乳首に変えてみましょう。
乳首を咥えること自体を嫌がっているようであれば、素材を変更すると飲んでくれるかもしれません。赤ちゃんがミルクを飲む様子を見ながら使いやすそうな乳首を選びましょう。
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