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頸椎ヘルニアや腰椎ヘルニアの術後の後遺症にも良い適応となるでしょう。

投稿:2020/2/1
この方は、10年前に原付バイクで事故を起こし手足の麻痺で動かすことができなかったが、その2ヶ月後から歩行器歩行ができるようになりその半年後には一人で歩くことができ仕事に復帰しています。
ただ、歩行の機能が低下していてよくつまずくとのことです。そのほか事務仕事は何とかこなせますが、手の指がまだ完全に思うように動かせないとのことです。
脊髄損傷にも色々な症状があります。完全麻痺になると下肢が全く動かなくなったり感じなくなったりもします。高齢者が増えたことで、非骨傷性脊髄損傷という病気が注目されています。
この病気はまず加齢によって頸椎症や頸部脊柱管狭窄症が起こり手の痺れや歩行のしにくさが出ます。そこにちょっとした外力が加わり脊髄損傷が起こるのです。この病態は徐々に進行していきます。転倒しただけで寝たきりになることもあります。
一般的な治療法として頸椎脊柱管狭窄症となり、手の痺れや手の筋力の低下、歩行障害が出ると頸椎の手術となります。手術をしても取れない痺れや筋力低下はどうしても後遺症として残ってしまうのです。これに対して脊髄損傷にたいする幹細胞治療が最近注目を集めています。
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